@群馬 復旧とこれからの支援へ向けて

@群馬 【復旧とこれからの支援へ向けて】
お知らせも含めて長くなります
❶昨日のご報告
❷これからの支援、寄付金の使途
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❶台風から15日目の昨日、27日。7:30前橋出発9:30着。災害ボランティアする方のための救援物資を長野市災害ボランティアセンター南長野運動公園へ全てお渡ししました。「軍手が来てよかったよ!」と言っていただき、不足を補うことができたようです。物資のご協力をありがとうございました!その後受付を済ませて長野の北、長沼地区へ災害ボランティアに参加しました。活動時の注意を聞き出発。車中のバスはいよいよかととても静かです。時折目にする台風の爪痕に、「ああ」とか「こんな水が来ていたんだ」とこぼれます。たまたま居合わせた人が適宜5人グループに分けられて、ボランティア要請した被災宅へ行きます。災害から15日目にして、初めて災害ボランティアさんに来てもらったというお宅でした。これまでの間、ご家族やそのお知り合いだけで畳上げ床上げ、泥上げをしていたかと思うと対応がまだまだ行き渡らっていないのを感じます。自宅で洗濯できたのも今日が初めてだそうです。こちらのお宅はお知り合いも多かったのでよかったですが、地縁のない家庭は家族のみで復旧作業になるので、災害後の暮らしに大きく差が出でしまいます。作業小一時間しか進んでいない時点でしたが、途中雨が降ってしまい災害ボランティアセンターから中止の連絡が入り引き上げざるを得ませんでした。災害ボランティアさんが休憩する部屋、わざわざ購入しに行ったのかもてなしのお菓子がたくさん被災宅で用意され何度も勧められました。申し訳なくて手がつけられません。こんな時にももてなしの県民性、そしてボランティアに「また来て欲しい」という切実さも感じます。

その後私達は比較的環境が良いと言われている三才の避難所へ。自衛隊による炊き出しや入浴も利用できます。台風後、毎日必要な物資情報を流していた担当の亀垣さん菊池さんと会いました。現在は被災した方への物資持ち込みは受付していません。台風後、着の身着のまま来た方が食べる着る暮らす最低限を確保し、なかには持病をお持ちの方もいらっしゃるので一人一人のニーズに応えていくギリギリのラインで日々過ごされていました。現在も物資についてはたくさんの難しさを抱えています。物流が復旧し、被災期間が長くなり、だんだんとボランティアさんが引き始めます。被災した方々はボランティアさんが担っていた暮らしのサポートを自分達の自治運営へと移らねばなりません。

●今心配しているのは、引き潮のように台風後の加熱がだんだんと冷めていく次の段階の困難です。災害ボランティアへ向かう人が少なくなっていけば自宅へ帰れる日が長引きます。もう2週間経っているから大丈夫だろうという周囲の想像は、「今日初めてボランティアさんが来てくれた」という被災した方々と大きなギャップがある現状を知っていただきたいと思います。その上で、自分達だけで避難所暮らしや自宅避難をなんとかしていかねばなりません。

27日に長野へ行き少しでも現場を感じ取れました。多くの皆様に引き続き関心を寄せていただきたい。

●さて今も被災者支援に当たっている亀垣さんをお招きし、早々にお話いただく機会をここ前橋で設けたいと考えています。
「行くなら今でしょ?長野!」
県外の方が「長野へ行く」を広げましょう。長くなりましたが引き続き発信しますのでどうぞよろしくお願い致します。

❷今回の台風によりたくさんのボランティアさんが動いています。しかしまだ一定の方向や対策が見いだせていません。今日28日はこの災害を機に立ち上がった炊き出しグループや既存の団体さんが一同に会する緊急会議があります。復旧の人手不足の心配とともに、サポートするボランティア側の資金不足があります。長野県NPOセンターではこれから災害募金箱の設置を進めていきます。ボランティアグループの初期活動のための初期資金として、この度お寄せいただいた寄付金の一部を納めさせていただきます。マムズスタイルだけではなく、それぞれの強みを今後生かして被災した方々へサポートを託したいと思います。

寄付金 ¥60000
寄付先 長野県NPOセンター
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長野県NPOセンター
常務理事 亀垣 嘉明さんの投稿を
シェアさせていただきます。

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台風19号の被災による避難生活が長引く恐れが強くなってきました。また、地域の復旧作業もまだまだこれからです。

これから先、継続してスムースな支援を続けていくためには、行政、社会福祉協議会、企業やNPOそしてボランティア団体の三者がきちんと連携してお互いの得意分野を持ち寄って相乗効果を発揮し、より良い支援につなげていく必要があります。

この取組みを行うのが「長野県災害時支援ネットワーク」です。このネットワークの事務局である長野県NPOセンターでは、明日28日18時から、もんぜんぷら座にて、添付画像のような緊急会議を開催します。(会場が304会議室から、地下ホールに変更になるかもしれません)

会議では...
1.被災地や避難所の現況を共有し..
2.全国規模のNPO等の今の動きを知り
3.地元の企業、NPOやボランティア団体がこれから何ができるのか..
を考えます

今は遠方から機動力がある組織が来たり、自衛隊が来てくれたりして様々な応急的な支援をしてくれています。
しかし、事態が長期化し、より細かで継続した支援が必要となってきたときには、地元の人の力が欠かせません。
長期的に被災者、被災地支援に関わっていきたいと考えてる皆さん、ぜひ、明日の会議にご参加下さい。どなたでもご参加頂けます。

~問い合せ先~
長野市市民協働サポートセンター  026-223-0051
長野県NPOセンター  026-269-0015 

また、これから、あるいは既に被災地、被災者支援活動をされたNPOやボランティア団体の皆さんへお願いです。皆さんが活動された情報を集積し、今後のネットワークの活動や、次の災害への備えとするためにぜひとも、活動情報のご提供をお願いします。
活動内容を是非ともこちらのフォームに書き込んで下さい。

「長野県NPOボランティア活動記録フォーム」
https://ux.nu/R6ipw