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【ボランティアする話 生きがいと役割はどこにあるのか?】

認定NPO法人じゃんけんぽんさんのボランティア座談会、相談会に参加してきました。話の前に、ちょっと前置き情報。じゃんけんぽんさんは介護制度がスタートする前から介護事業を展開していた法人さんです。ボランティア活動としてこちらを展開しています。

 

●食事を作るキッチンさん

●食事をお届けする配食さん

●小さなお困りごとを解決するお助け隊

●吉岡町で学習支援

●子どもの自然体験を作る赤城わらべの里

など

 

子育て期には子どもに生きがいや役割を感じやすい。仕事にも、生きがいや役割を感じやすい。しかしそうした時期が過ぎ去った後、自分の生きがいや役割はどこにあるのか?

ボランティアは自発的な意思活動です。自分の興味関心に基づきながら、自分らしい生きがいや役割を続けることができる。それがボランティアの魅力です。

 

 

■食事をスタート時から届けてるFさん。

40年以上製造業に勤務。退職後、自由に過ごしていたが2か月ですることがなくなる。じゃんけんぽんの囲碁将棋へのお出掛けをきっかけに出入りするようになり、配食ボランティアを始める。奥様には「製造と違って人と接するのだから自分の思う様にはいかないよ」と戒められる。始めてみると毎日が違う日だった。自分の我を出しすぎず、人と接する難しさを知った。

 

■同じく配食するYさん

じゃんけんぽんさんの介護を利用し、自宅で家族を看取ることができた。じゃんけんぽんさんのボランティア募集、相談会があると知り、夫婦で参加したのをきっかけに、いまではご夫婦でキッチンと配食をする。できる範囲で、生活に少しの緊張感を持つ。生活の組み立てがしやすくなったと感じている。看取るような普段ではない機会も経験している。

 

 

ボランティアさんが生き生きと取り組む。

それには、スタッフさんのボランティアさんを引き込むちょっとしたアンテナ意識。それから全体的に集まってくる「ここは居場所」という相互の空気感。

何かに左右されずにずっと続けられるあなたの役割。その言葉はとても素敵な響きでした。